MISSION

近年、世界は大変革時代を迎えており、益々変化のスピードは速まっています。しかし、毎年発表されているIMD世界競争力ランキングによると、30年前は4年連続で1位を誇っていた日本の競争力は34位と低下しています。日本は世界の変化についていけずに、乗り遅れてしまっていると言わざるを得ません。経済指標は、GDPの大きさよりも経済政策・人材育成・技術力などの観点から評価されるようになっており、1996年に国際政治学者のジョセフ・ナイ教授により『国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のこと』と定義された「ソフトパワー」は、今後の日本の経済発展、国際競争力向上のためにも重要な役割を果たすと考えられます。日本は魅力的な文化、革新的技術や独創的な事業を創出する卓越した人々がおり、それらは国力の源泉であり可能性そのものです。国はその宝が最大限に生かされる環境を整えて国力を発展させる必要があり、政策によってより生かすことができるはずです。国の価値観はソフトパワーの根源であり、それらは憲法や法律によって発信・定着するため、国家DNAを大切に保ちつつ再定義・アップデートして、新しい日本の未来を描き進化していく必要があります。ジャパンヴィジョン研究所（JVI）は『日本のソフトパワー向上』を基軸に様々な研究・提言を行い、「子供たちが誇れる日本」に貢献していくことを使命としたシンクタンクとして設立致しました。